2014年10月26日日曜日

Tea Cup Vol.2






Tea Cupの続きです。


これまた、忙しくて久しぶりの更新です。



前回、高台が高すぎてお茶碗みたいだったのを整えてロウ付けしました。

丸い物の上にロウ付けするのは、頂点がズレたら終わりなので、気が張ります。

カラゲ線で固定して、何度も確認してから、火を入れます。




Cupがある程度仕上がったので、ソーサーの制作です。

平らな銀板の端だけ軽く絞り、エレガントな感じにしてみました。






こんな感じで少し先を立ち上げました。

この板に高台を付けて、前回言っていた黒檀を嵌めてみます。

真ん中の丸穴に合わせて、黒檀を成形します。

 

黒檀が硬くて本当に大変です。

高台の側面が窪んでいるので、それがピッタリ合うように何度も調整しながら嵌めます。


 嵌めこんだ物がこれです。


                              表


                              裏


黒檀を成形する事ができて、一安心です。



その勢いで取っ手も作りました。




切り出してから、取っ手の曲線を出すのに苦労しました。




でも、黒檀キレイで気に入りました。

黒檀でTea スプーンも作る事にしました。

こんな感じで完成に近づいてきましたよー





取っ手をとりつける部品を作って、Tea スプーンの制作が完成したら、またアップします。








2014年10月11日土曜日

木目金バックル VOL.3



バックルVol.2から随分な時間が経ってしまいましたが、制作更新です

前回、バックル用の木目金を作って、そのまま放置されていました



その木目金をキレイに切って切嵌めします




木目金を切り、それと同じ形に、今度は銀板を切り抜きます

嵌めこんだ物にさらに銀張りをして、火にかけます


これが、切嵌めに銀張りを施した物になります

銀張り用に2ミリ板を使用しました。これは、前回100gの銀を溶かして塊りにしたものを
延ばして板にしたものです。

バックル厚み計3ミリとなりました

金槌でいきなり叩いて曲げていくには、厚みがあって難しいので、デカい木槌で
ある程度の形を出してからにします


丸い窪みの中で木槌を振り落とすと、太鼓腹の板になっていきます


こうして、ある程度の曲面がでたら、当金にあてて今度は金槌で成形しながら
シメていきます


この当金は、前回キレイに磨き出した物です

バックルの厚みが3ミリとなかなか暑い板なので大変です

また、次のステップで紹介します