今日からラーメン修行だけでなく、うどん修行も始まりました。忙しくなかなか制作に費やす時間がない中、先日、新しい金槌を作りました。2本作ったのですが、金槌の柄の木を削ることからですので、結構大変なんです。右の金槌はしぼり槌で、左の金槌はならし槌です。しぼり槌は大きな槌目を作りながら金属を延ばしていけるように面を平らに整えてあります。ならし槌は名前のごとく、叩いた槌目をヤスリなどを使わずとも綺麗にならしていくための金槌です。今回作ったならし槌は下の写真のように、グラスの口元のカーブをならすために、そのカーブに合わせて面を作った物です。制作物に合わせて様々な道具を作らなくてはいけなく、すごく大変ですが、この新しいアイテムが誕生した時はなんとも嬉しく、そんな大変さも忘れさせてくれます。
2012年7月29日日曜日
2012年6月20日水曜日
銀の経年変化
銀は一般的に黒く変色する事で嫌がられます。手油や汗などがついたままにしておくと、すぐに硫化してしまい黒く変色してしまいます。しかし、手油などがつかずに本来の銀の色の経年変化とはとても綺麗な物です。銀色から~少し金ぽい色に~それから桜色に~そして紫色になり~青へと変化~その後、渋い茶黒~へと変化していきます。この桜色や青く光る銀を見るためには、熱処理した後の酸化膜などをキレイに酸洗いして重曹で磨き込む必要があります。手油などつくとダメなので、身につける装飾品では無理があると思うので、なかなか目にする事もないと思います。
僕の先生の作品が青くキレイな色を出していたので写真をアップします。この花器は鏡面と荒らしの仕上げで縦縞の模様になっています。鏡面と荒らしの部分でも色の変化スピードは変わってきます。鏡面部分が青へと変わってきた物です。花器に僕の影が写ってしまい、解りずらいですが、実物は銀が青く光り、すばらしく綺麗です。
僕の先生の作品が青くキレイな色を出していたので写真をアップします。この花器は鏡面と荒らしの仕上げで縦縞の模様になっています。鏡面と荒らしの部分でも色の変化スピードは変わってきます。鏡面部分が青へと変わってきた物です。花器に僕の影が写ってしまい、解りずらいですが、実物は銀が青く光り、すばらしく綺麗です。
2012年6月1日金曜日
すばらしき才能
僕には、紫穂と優花という二人の娘がいます。この二人‘字’が異常にうまい。二人とも‘段’はあっという間に飛び越えて‘特待生’です。特待生とは、師範の手前です。あとは、大人になれば師範になれます。下の娘の優花にいたっては、小学生にして特待生になりました。字がうまいというのは一生役に立つ事だと思います。そして、かっこいいです。上の娘の紫穂が最近は百人一首を全て書いています。それが、なんだかスゴクかっこいいんです。書いた物を集めてインテリアデザインにしたいぐらいです。僕が‘和’をコンセプトにしたお店を出す時には、是非二人の感性を看板やインテリアデザインに活用したいです。
ビアグラス制作 Vol.2
制作中のビアグラス~暑くなってきたので、早くこれで一杯やりたいけど、忙しくてまだ制作途中のままです。でもだいぶ深しぼりになってきました。
真っ平らの銀板から段々とグラスの形になってきました。奥行きのある物~これを深くしぼると言うのですが、この深しぼりは大変です。若干1ミリ程度の厚みの銀板を何千回何万回と叩いて厚さ均一に延ばしながら同じ形にしぼっていく作業は気が遠くなります。今の時代、この金属をしぼる作業は機械であっという間にできます。しかも、ものすごく均一に!!銀器ショップで売られている銀製のグラスなどはほとんど全て機械でしぼられています。それをあえてなぜ気の遠くなるような手作業で作るのか?これはもう自己満足の世界としか言いようがありませんが、昔の人のすばらしい技術をいっぱい取り入れて、自分の作品に活かせたらと思ってます。
最近、肘が腱鞘炎になってしまってすごく痛くて困っています(泣)
真っ平らの銀板から段々とグラスの形になってきました。奥行きのある物~これを深くしぼると言うのですが、この深しぼりは大変です。若干1ミリ程度の厚みの銀板を何千回何万回と叩いて厚さ均一に延ばしながら同じ形にしぼっていく作業は気が遠くなります。今の時代、この金属をしぼる作業は機械であっという間にできます。しかも、ものすごく均一に!!銀器ショップで売られている銀製のグラスなどはほとんど全て機械でしぼられています。それをあえてなぜ気の遠くなるような手作業で作るのか?これはもう自己満足の世界としか言いようがありませんが、昔の人のすばらしい技術をいっぱい取り入れて、自分の作品に活かせたらと思ってます。
最近、肘が腱鞘炎になってしまってすごく痛くて困っています(泣)
2012年3月25日日曜日
桜咲く
先日、長女の高校受験が終わりました。無事に希望校に合格する事ができて良かったです。小さい頃から一生懸命に勉強しなくても頭が良く理解力の高い子だとは思っていましたが、受験前になってものんびり毎日携帯いじりか寝ているだけで、とても不安に思っていました。あれでよく受かったと思います。僕の方が緊張して受験前にはお寺に神社に何度も足を運び、発表日前日はそわそわとなかなか寝る事もできなかったです。自由気ままに何も言わずに育ててきましたが、春からは伝統ある女子高に通い、何を学び、何に興味を持ち、どんな道を進んで行くのか、楽しみです。夢いっぱいに育っていってもらいたいです。
ビアグラス制作 Vol.1
最近、少し大人になったと思えることがある。お酒の飲み方だ。若い頃は浴びる程に飲んで、記憶がなくなるまで飲まないと満足できなかった。そんな飲み方をしていたせいで、数々の失敗をしてきた。そんな自分が嫌になり、7年近くお酒はなるべく控えてきましたが、最近、一日一本寝る前のビールを楽しんでいます。
そこで、晩酌用のビアグラスが欲しくなり、制作する事にしました。銀は温度を伝える速度に優れている金属なので、冷たいビールを注ぐとびっくりする程冷たく感じさせてくれて最高にうまいビールを楽しめます。折角なのでペアで作っていきます。
まずは、同じ大きさに切った銀板を叩いて立ち上げていきます。
お皿のような形状になってきました。どんどんとひたすら叩いていきます。たまに無の境地になるくらいひたすら叩きます。段々とグラスの形状になってきました。
金槌のみで全く同じ形状に作っていくので難しいです。
そこで、晩酌用のビアグラスが欲しくなり、制作する事にしました。銀は温度を伝える速度に優れている金属なので、冷たいビールを注ぐとびっくりする程冷たく感じさせてくれて最高にうまいビールを楽しめます。折角なのでペアで作っていきます。
まずは、同じ大きさに切った銀板を叩いて立ち上げていきます。
お皿のような形状になってきました。どんどんとひたすら叩いていきます。たまに無の境地になるくらいひたすら叩きます。段々とグラスの形状になってきました。
金槌のみで全く同じ形状に作っていくので難しいです。
2012年2月16日木曜日
彫金の原点
幼いころ、何になりたい?って聞かれると、仮面ライダーって言ってた。そして、純粋に本当になれると思って、よく変身玩具を手に人気のないところで変身を試みた。そんな子供だったけど、大人になってもライダーが好きで、僕の部屋の壁は全面ライダー達で埋め尽くされている。そして、この写真は僕のコスプレではなく、オーダーフィギュアです。あまりにもリアルでよく出来ている。幼き夢は密かに叶えられたけど、ちょっとあぶない気もする。好きなフィギュア原型師がいて、このライダーもその人の作品なのですが、僕はこの人の作品を始めて見た時、造形するという何かに心が動いたのを覚えている。僕も造形する何かを始めたい。彫金を始めた原点だった。だから、ジュエリー学校時代もそうでしたが、初めはワックスいじりに夢中でした。今の時代はこのワックス制作で、鋳造するのが主流ですが、彫金をやればやるほど、なぜか古典的、伝統的技術にどんどん魅かれていってしまい、あまり人のやらない方向性へと進んできちゃいました。そして、今のスタイルに到ります。最近はワックス制作を全くやらなかったのですが、久々、このフィギュアを見たら、造形的なワックス制作をやりたくなってきました。
THE ハンドメイド Vol.4 完成
金属の溶解から紹介してきた今回のペンダントは最後に、彫り職人の橋爪氏にすばらしい手彫りを入れてもらい、完成しました。橋爪氏とは木目金と彫りのコラボ作品でいつもお世話になっていますが、手彫り職人がいなくなってしまった今、本当に貴重な技です。そして、なんといってもまだ若いのです。近い将来、日本を代表する彫り職人になると思います。本物の手彫りは何とも言えないエッジが効いていて本当に美しいです。現在、色々なブランドでみられる手彫り風作品とは比になりません。こちらが完成作品です。
裏には須藤社長の大切なお嬢さんと息子さんの名前と誕生石が入っています。作り出した作品が大事な存在になってくれたら、嬉しいです。
裏には須藤社長の大切なお嬢さんと息子さんの名前と誕生石が入っています。作り出した作品が大事な存在になってくれたら、嬉しいです。
2012年2月9日木曜日
THE ハンドメイド Vol.3
本体とバチカンが出来ました。マルカンを作って、この部品をつなぎ合わせていきます。
マルカンは、溶かした銀を角棒に伸ばして線引き盤で丸線にします。この丸線をハンドドリルの先に固定してドリルの回転を利用してよじっていきます。このヨリ線を使い、ねじれたマルカンを作りました。
マルカンは、溶かした銀を角棒に伸ばして線引き盤で丸線にします。この丸線をハンドドリルの先に固定してドリルの回転を利用してよじっていきます。このヨリ線を使い、ねじれたマルカンを作りました。
ロウ付けして、全ての部品をつなぎ合わせます。普段、木目金を色んな部品に組合わせてロウ付けしたりするので、すごく火加減に神経質になりますが、今回は銀単体なので、ものすごくロウ付けが気持ち良く、気分良かったです。全ての部品をつなげて、キレイに磨いたら刻印を入れます。ペンダントトップの形が出来上がりました。
2012年2月8日水曜日
THE ハンドメイド Vol.2
前回、ペンダントの本体になる丸い銀塊を作るところまでを紹介したので、今回はバチカンを作っていきます。バチカンとはチェーンを通す部分です。まずは、銀を溶かしてローラーで薄く伸ばし、使いたい大きさにカットします。これをなまして、木槌で叩きながら丸めていきます。金属を叩く時には、金槌や木槌を用途に合わせて使い分けます。
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