銀は一般的に黒く変色する事で嫌がられます。手油や汗などがついたままにしておくと、すぐに硫化してしまい黒く変色してしまいます。しかし、手油などがつかずに本来の銀の色の経年変化とはとても綺麗な物です。銀色から~少し金ぽい色に~それから桜色に~そして紫色になり~青へと変化~その後、渋い茶黒~へと変化していきます。この桜色や青く光る銀を見るためには、熱処理した後の酸化膜などをキレイに酸洗いして重曹で磨き込む必要があります。手油などつくとダメなので、身につける装飾品では無理があると思うので、なかなか目にする事もないと思います。
僕の先生の作品が青くキレイな色を出していたので写真をアップします。この花器は鏡面と荒らしの仕上げで縦縞の模様になっています。鏡面と荒らしの部分でも色の変化スピードは変わってきます。鏡面部分が青へと変わってきた物です。花器に僕の影が写ってしまい、解りずらいですが、実物は銀が青く光り、すばらしく綺麗です。
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