2012年2月16日木曜日

彫金の原点

幼いころ、何になりたい?って聞かれると、仮面ライダーって言ってた。そして、純粋に本当になれると思って、よく変身玩具を手に人気のないところで変身を試みた。そんな子供だったけど、大人になってもライダーが好きで、僕の部屋の壁は全面ライダー達で埋め尽くされている。そして、この写真は僕のコスプレではなく、オーダーフィギュアです。あまりにもリアルでよく出来ている。幼き夢は密かに叶えられたけど、ちょっとあぶない気もする。好きなフィギュア原型師がいて、このライダーもその人の作品なのですが、僕はこの人の作品を始めて見た時、造形するという何かに心が動いたのを覚えている。僕も造形する何かを始めたい。彫金を始めた原点だった。だから、ジュエリー学校時代もそうでしたが、初めはワックスいじりに夢中でした。今の時代はこのワックス制作で、鋳造するのが主流ですが、彫金をやればやるほど、なぜか古典的、伝統的技術にどんどん魅かれていってしまい、あまり人のやらない方向性へと進んできちゃいました。そして、今のスタイルに到ります。最近はワックス制作を全くやらなかったのですが、久々、このフィギュアを見たら、造形的なワックス制作をやりたくなってきました。

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