今日はバックルの裏金具の紹介です
まずベルト通しの金具を作ります
溶かした銀塊をローラーで細長い角棒に延べ出します
角棒を金床の上で叩いてだいだいの角をつぶしていきます
角がある程度とれたら、よくナマして線引盤に通します
ナマして柔らかくなっている銀棒をエンマというでっかいペンチみたいな道具で
線引盤の丸い穴を一気に引き抜いてキレイに丸めちゃいます
線は真円より楕円の方が強度が強いので、この丸めた線を直角に折り曲げてから
叩きシメながら楕円にしていきます
この部品と爪をバックルの裏にロウ付けします
ベルトを通す金具にはすごく力が掛かりますのでロウ付けにも気を使います
バックル本体にすでに銀の三分ロウと五分ロウを使っていますので
本来なら、金具付けは七分ロウで行いますが、今回は金ロウを使います
金ロウは銀ロウよりも金属へのくい付きがしっかりしています
力が加わる部分ですので強度にこだわり、銀7分に代わって10Kロウを流し込みます
爪もただ真っ直ぐに立てただけでは、ベルトの穴からすぐに抜けちゃいますので
斜めに角度をとって爪立てします
こんな感じにセットして10Kロウを流しこんでバックルの裏側が完成です
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