最後の留めが終わりました。途中、苦労した甲斐あって完成の嬉しさも倍増です。お骨を入れるメモリアルな物なので、不思議な緊張感がありましたが、ほっと一安心です。正面と裏に彫りが入り、側面は全面が木目金です。何度も火をあてる作業だったので、スが入る心配をしましたが、模様もキレイにはっきりと完成させる事ができました。
2011年5月22日日曜日
骨壷ペンダント Vol.3
彫りあがった本体にお骨を入れて、最後の工程です。ピラミッドをセットして、フクリン留めにしていきます。四角のフクリンはセットした物が動かなくて叩きやすいですが、角が折り重なるところが難点です。これをキレイに処理できたら、いよいよ完成です。
2011年5月18日水曜日
まかないリング 完成
一枚の木目金から、作品に使いたい柄が出ている部分だけを切り取るので、切れ端が出ます。この余りをあさって、ふと作り出したリングです。前回、丸めてヤスリ始めた所までアップしました。それをキレイによく磨いて色あげしました。色あげとは、キレイに磨き上げた作品をまず大根おろしに浸します。その後、緑青と硫酸銅を溶かしたお湯で20分程煮込みます。金属に大根おろし?煮込む?なんだか、料理みたいな実験みたいな不思議に思う人も多いと思いますが、これは、昔から行われている伝統技術です。色あげすると、前回よく判らなかった金属の色がはっきりと出てきました。純銅は赤に、赤銅は黒に、四分一銀はグレーにと色がつきます。金・銀・プラチナには色がつきません。そして、色あげが終わり完成したのが、こちらです。とても渋いリングに仕上がりました。
骨壷ペンダント Vol.2
このペンダントは、形状とロウ付けにだいぶ泣かされました。が、全ての部品が組みあがりました。あとは、キレイに整えて、彫りが入った後、お骨を入れてピラミッドを留めたら完成します。大切にされていたペットのメモリアルペンダントなので、最後まで丁寧に仕上げたいと思います。
2011年5月16日月曜日
まかないリング Vol.1
最近、リングをする事がなかったのですが、先日、一日リング作り体験をやりまして、ふと自分用のリングが欲しくなりました。普段から料理に親しんでいる僕は、冷蔵庫のあまり物や食べ残した物を使って、まかない料理を作っています。そんな感覚で、木目金の切れ端などをあさっていて、なんとなく作ったのが、このプレートです。ロウ付け後なので、汚くてなんだかよく解りませんが、これを酸洗いして、丸めてキレイにすると、こんな感じにリングになりました。まだヤスリ途中なので、色がはっきりしてませんが、上のラインが赤銅と銀の木目で、中央が18金と銀の木目で、下が赤銅です。あまり物でふと制作しましたが、意気込んで制作した物より、不思議と愛着が湧いてきました。
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